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馬と狸と猿と駄の話

将軍10.やがて疲れるTRPG。

「こっちの部屋をさがします」

「まあなんつったらいいんでしょ、なにもないんですよ」

「あっちの部屋をさがします」

「まあなんつったらいいんでしょ、なにもないんですよ」

「そっちの部屋をさがします」

「まあなんつったらいいんでしょ、なにもないんですよ」

「一番奥の部屋をさがします」

「まあいちおう、部屋の真ん中に噴水があるんですよ。奥の壁にドアがあるんですよ」

「シーフが、ドアを調べてみる」

「開きません」

「それじゃあ噴水を調べてみようか」

「バケツを見つけたんですよ」

「バケツ……? 水を汲みだすってことなのかな?」

「やってみようか」

「水は減りません」

「うーん……」

「なんだろう、わからないね。部屋をもっと調べてみようか」

「そうしよう、もう一回ドアをしらべてみるよ」

「なにもありません」

「噴水のまわりを調べてみる」

「なにもありません」

「水の中を調べてみようか」

「なにもありません」

「噴水の装置に、へんな仕掛けがないかな?」

「なにもありません」

「床は?」

「なにもありません」

「壁は?」

「なにもありません」

「天井は?」

「なにもありません」

「どこかの部屋で、キーアイテム見落としたのかな」

「またすべての部屋を探検しなおしてみようか」

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「なにもなかった……」

「さっぱりわからん……」

「いやあ、まあなんつったらいいんでしょ、このダンジョンの謎は異様に複雑ですねえ。こんな仕掛けを考えたやつは本当に意地が悪いですねえ。さあ、これからどうしますか」

「宿に帰るか」

「疲れたから帰ろう」

「えっ、そうなんですか。宿に着きました。どうするんですか」

「ねる」

「10時になりました、どうしますか」

「ねる」

「11時になりました、どうしますか」

「ねる」

「0時になりました、どうしますか」

「その一時間ごとのカウントになんか意味あるの? 一時間ごとに目覚める異変がなにかあるわけ?」

「いえ、なにもありません」

「それなら、めんどうくせえから朝にしてくれよ」

「はあ、そうですか。まあ、わかりました。朝になりました」
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