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馬と狸と猿と駄の話

将軍02.いざ睡眠。

電話をかける。

「こんにちは、将軍いますか」

「いま、寝てます」

「あっ、そうですか。それじゃあ、またかけ直……」

ガチャン。

「あっ」

ツーツー。

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「君の家に電話したけど、寝てるって言われて切られちゃった」

「ええ、そうなんですよ。うちは、わたしが寝てる間は電話を取りつがない決まりなんですよ」

「へえ」

「前に、私が寝てるときに電話があって、母親が起こしにきたことがあるんですよ。でも、まあなんつったらいいんでしょ、わたしは眠りを邪魔されるのが嫌いなんですよ。異様に」

「はあ」

「で、気持ちよく寝てたところを邪魔されたので、異様にいらいらして殺してやろうと思ったんですよ。で、死ね、死ね、死ね、死ねえええええって、思いきり何度も叫んでやったんですよ」

「はあ」

「母親、ひきつった顔をして扉しめたんですよ。それからは、電話きても私を起こさなくなったんですよ。眠りを邪魔されなくなったので、本当に助かるんですよ」

「はあ」

「ですから、わたしが寝てるときは、あきらめてください。わかりましたね」

「はあ」
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